「かかりつけ医」について
2022年04月12日
日本医師会によると、「かかりつけ医」とは、「なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師」という定義を理解し、「かかりつけ医機能」の向上に努めている医師であって、患者のもっとも身近で頼りになる医師として、自ら積極的にその機能を果たしていくもの、と説明されています。
当院では、「かかりつけ医」の持つ4機能、すなわち(1)日常的な医学管理と重症化予防、(2)地域の医療機関等との連携、(3)在宅療養支援や介護等との連携、(4)適切かつ分かりやすい情報の提供、を実施しており、具体的には以下の5項目について従前より取り組んでいます。
① 健康診断の受診勧奨および結果などについて健康管理の相談
② 介護、保健、福祉サービスの相談(介護主治医意見書の作成を含む)
③ 必要に応じて「専門医・専門医療機関」を紹介
④ 夜間・休日等の緊急時の相談対応
⑤ 処方されている医薬品の把握および必要な服薬管理
また、特定健診、予防接種事業、母子保健事業、学校医や産業医の担当、地域医療を取り巻く社会的活動や行政活動に携わっており、地域ケア会議などを通して保健・介護・福祉関係者等との多職種連携にも力を入れています。